Cyrus IMAP サーバは SNMP 経由で master プロセスの稼働状況を見る事ができます。
(--with-snmp でコンパイルしておく必要があります)
この機能を使えば、MRTGやCactiを使っていろいろモニターリングが可能になります。
□ Cyrus サーバ基本情報
- Cyrus サーバの一般的情報
- Cyrus サーババージョン情報
- master プロセスの稼働時間
□ Cyrus サービス情報
- master プロセス起動後からの起動回数の合計
- 現在起動している子プロセスの数
- サービス名
- サービスID
- master プロセス起動後からの接続数
これら情報より LMTP接続/POP/IMAP接続の状況が見えてくるので、サーバの頑張り具合を判断するにはよい材料になります。
【設定方法】
※Cyrus 側には特に何も設定する必要はなく、snmp側(ここでは Net-SNMP 5.X)に設定を追加します。
※FreeBSD 5.5 を例にしています。
1. snmpd.conf に次のエントリを追加します。
# vi /usr/local/etc/snmpd.conf
master agentx
※ Subagent 機能を使うようですが、勉強不足で詳細わかりません。
2. 各デーモンを再起動
# /usr/local/etc/rc.d/snmpd.sh restart
# /usr/local/etc/rc.d/imapd.sh restart
これで、oid でアクセス可能になります。
【アクセス方法】
※基本情報
$ snmpwalk -v 1 -c public 127.0.0.1 .1.3.6.1.4.1.3.6.1.1
SNMPv2-SMI::enterprises.3.6.1.1.1.0 = STRING: "Cyrus IMAP server master process"
SNMPv2-SMI::enterprises.3.6.1.1.2.0 = STRING: "v2.3.8"
SNMPv2-SMI::enterprises.3.6.1.1.3.0 = Timeticks: (1080600) 3:00:06.00
※稼働状況
$ snmpwalk -v 1 -c public 127.0.0.1 .1.3.6.1.4.1.3.6.1.2
ずらずらと表示(省略)。
この情報を Cacti に組み込むと頑張り具合が見えるようになります。
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